ひとりごと*2011
いつもは動いてる乾燥機
1台故障中で使用禁止の紙が貼ってある
揉めてると言うより
一人の人が興奮して
怒ってる
そこへ洗濯物を
見に来た人が一人
すると
「あなたなの?勝手に人の洗濯物を出したのは!」
凄い剣幕…
「はい。そうです。」
「何でそんなことするの!」
「洗濯機が終っても取りに来ない洗濯物は出して袋に入れておいといたらいいって病院の方が言われましたよ。前に1時間も2時間も放っておく方がいて次の人が出来なくて。」
「私はそんなこと一言も聞いてない。洗濯機終っても乾燥機が動いてて空いてないんだから置いておいたのよ。濡れた洗濯物を袋に突っ込むなんて考えられない。」
二人のやり取りを聞きながら
いつも洗濯機と乾燥機の使えるタイミングが同じではないから私は乾燥機が空いてないと自分のビニールの鞄に畳んで入れておいて乾燥機が空いたら入れてた
人に触られたくなければ自分で出しておけばいいのにって
でもかと言って誰か分からない人の洗濯物を勝手に触ることも出来ないけど
洗濯物を出された人は
「こんなことするのは人として最低よ。考えられない。」
そこまで言う…
普通なら言われた人はカチンときても仕方ないと思うくらい
けど
「すみませんでした。嫌な気持ちにさせてしまって…。」と
何だかお気の毒…
看護師さんや身の回りのお世話をして下さる係の方も間に入って一生懸命
「共同の場なので皆さんに気持ち良く使っていただける様に病院側が気をつけますのでと。」
そうした中
乾燥機が止まり
「直ぐに出しますので。」
そそくさと洗濯物を取り
「お先でした。」の言葉をかけ私はその場を後にした