君に恋をする
ちょっと淡い期待を持ちながらみんなより遅れて黒板の前にいった




けど……そんな期待は一気に壊された



あたしが名前を書こうとした時に聞こえたんだ




「坂本ー!何番?」


「俺?……4番!!」


4番……それは廊下側から2番目の1番前


めっちゃ遠い………



ホントのホントに運命に触れただけで掴めなかった…。



あたしはトボトボ歩きながら自分の席に戻った


そしてみんなと同じようにあたしも席を新しい席に移った
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