あいつに逢いたい
《ヤッホー♪ 莉緒元気ぃ??メルクリィィィ☆大丈夫だょ 京夜よりいい男ならいくらでも居るから!!つーかうじゃうじゃいるょ?!じゃぁ よいクリスマスを!!  愛を込めて 大親友のまみより♥》



中学校からの友達のまみからだった。



高校は離れちゃったけど、今でも遊んだりしている。

莉緒はいまでもまみを一番の大親友と思ってたりもする☆



京夜と逢ったのもその頃だった。




《大丈夫だょう♪ てカ うじゃうじゃってゆー表現気持ち悪いからッ(^^♪ まみもよいクリスマスになりますように♥ まみのファンクラブ会長の莉緒より☆》




月曜日の昼下がり。
ベットに仰向けになり、天井を見る。

ところどころに傷がついている天井。



それを自分の心に重ね合わせる。





京夜に









  逢いたいです




















今日はクリスマスイヴ


いつもより長くまみとメールをした。




イヴだからと言ってもいつもと同じようなメールの内容だった。



《まみねぇ 今 春と居んの♥ きゃぁーーー 莉緒もぉ おいでぇ》


「アハハッ まみってば絶対酔ってるってぇ」





《なに? ラブラブなお2人サンのとこにいっても邪魔になるだけだょお》


莉緒は簡単にそう打って、布団の中へ入ろうとした。




―まみ―

《なぁにいってんのぉぉ 二人だけじゃぁ ないんだぜぇ なんと!! 今日やもぉ・・・》



は?
「今日やも」
て なに?
んーーー
なんだろ。




莉緒は分からないままにするか、まみに聞くか迷っていた。















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