【完】別れの季節、出逢いの季節-勿忘草の想い-
受験会場
「大丈夫か?春」
「や、ぜんぜん……」
3月某日。
…公立受験を向かえた私と周りの友達。
一時間目は大得意のはずの国語。
でも、プレッシャーにやられてしまいそうで、正直かなり恐怖だった。
「ったく。何でこう春はビビリなんだよ」
「だって!第一希望だよ!?しかも過去問崖っぷちだったんだからっ!!」
「だから、春なら余裕だって。俺の国語の答案見せただろー?」
「そうだよっ!佐久間の奴目標点の10点以上下だったんだから!」
……佐久間 勝人(サクマ カツト)。
目の前で、気が抜けるような元からのヘラヘラ顔をそのままに、私を励ます幼馴染。
「うるせぇっ!藤架こそ二週間前まで苗字しか書かねえ癖残ってたくせに!」
「もう分かったからっ!はい、元気出しますっ!!」
…角田 藤架(スミタ フジカ)、やはり幼馴染。時々ちょっと元気すぎる。
「や、ぜんぜん……」
3月某日。
…公立受験を向かえた私と周りの友達。
一時間目は大得意のはずの国語。
でも、プレッシャーにやられてしまいそうで、正直かなり恐怖だった。
「ったく。何でこう春はビビリなんだよ」
「だって!第一希望だよ!?しかも過去問崖っぷちだったんだからっ!!」
「だから、春なら余裕だって。俺の国語の答案見せただろー?」
「そうだよっ!佐久間の奴目標点の10点以上下だったんだから!」
……佐久間 勝人(サクマ カツト)。
目の前で、気が抜けるような元からのヘラヘラ顔をそのままに、私を励ます幼馴染。
「うるせぇっ!藤架こそ二週間前まで苗字しか書かねえ癖残ってたくせに!」
「もう分かったからっ!はい、元気出しますっ!!」
…角田 藤架(スミタ フジカ)、やはり幼馴染。時々ちょっと元気すぎる。