悪魔なキミと愛契約【番外編】
「ムリ…って……。
私が勝手な発言をしたのは謝ります!!
課長のことをよく知りもしないであんなこと言って……。
それに、自分の気持ちを、勝手に、打ち明けたりして……」
最初は勢いのよかった声も、最後のほうは、私の独り言のようだった。
ボソボソ言って、お腹付近で手を絡める。
「――責任、とってもらおうか」
「えっ!?」
課長の静かな、少し怒っているような声。
せ、責任って……
どう責任とったらいいの!?
まさか、いけにえとか!?
下級悪魔に、私を差し出すの!?
サッと、両手で体をガード。
親からもらった大切な体。
何がなんでも、守り抜いてみせるっ!!!!
「俺を、虜にさせてみろ」