悪魔なキミと愛契約【番外編】



「ここ、いいかな?」


不意に、頭上から降ってきた声。


吐き気と戦いながらうどんを流し込んでいた私は、ハッと顔を上げた。


その反動で、口からはみ出たうどん。


「は、はいぃぃぃぃぃっ!!!!
どうぞどうぞ」


飛び跳ねながら答えたのは、サチだ。


私は、目の前に現れた黒羽課長に目をやりながら、口からはみ出たうどんをズズズと吸った。



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