校則はやぶるもの!!
「あのぉ、イクミわぁ、そういうの守るつもりないんでぇ、注意とかやめてもらえますぅ?まぢ、うざいしィ。」
なにいってんの?コイツ?
「なにを言ってるんだ!キミは!」
ほらぁ、センコウも怒ってるじゃん。
「だぁかぁらぁ、注意とかやめろって言ってんだよ!うぜぇなぁ!!」
『そーだ、そーだ!もっといってやれぇ!!』
うわッ!学年全体で抗議しちゃってるしッ!
「イクミらわぁ、自由にやりたいのぉ!勝手に人のことを決めつけんなよぉ!!」
「それ以上言うと、保護者に言うぞ!」
「勝手にすればぁ?どうせ、何も変わらないけどねぇww」
やべぇな・・・センコウが本気になってやがる・・・
きっと、あたしらのセンコウも・・・
って、あれ?意外と冷静な顔・・・
あッ。立ち上がった。
「ほらほら!もう、やめなさい!キミらの言いたいことは分かった。だが、挑発するようなこと言っても、面倒になるだけだぞ?校則をやぶりたっかたら、校則を変えるくらいの勢いで反抗しなさい。今日は、もうおしまいだ!」
1年の騒ぎ声が一気にしずかになった。
すごッ。あのセンコウ。
「ちッ。」
イクミもセンコウの言葉でおさまった。
「いや~、坂本先生すごっかたね~。」
「1人でおさめるなんて、正直ビックリ。」
「今回のことで、知名度も一気に上がったしィ↑↑」
「なんで、あんなセンコウが人気なんだ?」
「え~、アキ分かんないのぉ~。だって、イケメンで若くて独身!しかも、生徒もまとめられる!人気じゃない理由がないっしょぉ~」
「えぇ~、そぉかぁ~?」
あたしは、ああいうタイプ苦手だなぁ・・・