苦い味でも惹かれ合う
「だってあなたは私の男じゃないもの」




芝居がかった口調。




「ま、そうだけどさ」




返事に困る。


確かに俺は響の何でもない。





「じゃんけんしよーよ」



「は?」



「じゃんけん。私超強いから。」
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