カエルの王子様
『それは遥香が悪い』
一通り話し終わると、美由紀はあきれた顔をして言った。
それでも、自分が間違ってるとは思えない私は、食い下がらない。
「えー、でもそんな事だとは思わなかったんだよ!!」
『でもできる事はやるって言ったんでしょ』
『なら手伝ってあげなよ』
「でも、できないよ」
『一回やってみて本当に無理だったら、そうやっていいな』
『やる前から弱気なんて遥香じゃない!』
そんな感じで暗くなるまで(暗くなってからも)、美由紀と話した。
朝起きると佐々木“大変身”、“大作戦”に燃えていた。
大親友の美由紀のおかげで・・・。