不良君の秘め事
少しの沈黙が流れた後眼鏡女が口を開いた。

「…昨日の放課後関西弁で話してるところ聞いてしまったんです…でも隠してるってことは知られたくないんですよね。…私口軽くないですし.第一私の話を聞いてくれる友達なんてめったにいませんから大丈夫ですよ!!」

…この状況でそんな言葉が出てくるやなんて…ほんまにけったいなやつやで怖くないんか俺が…

「あぁ頼むわ。」
そう言って俺は胸ぐらにあった手を離した

沈黙が流れる…
その沈黙を破ったのはやっぱり眼鏡女だった

「あ…あの佐伯君なんで隠しているかってきいても良いですか?」



「一回.標準語のやつに馬鹿にされたことがあるんや…」



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