不良君の秘め事
俺の言葉に眼鏡女は肩震わせた

…なんや?どうした泣いとんのか?今になって怖くなったんか?

「さ…佐伯君.ゆ…許せませんね。その人!方言を馬鹿にするなんて…方言は文化なんですよ!!その土地特有の言葉.す…素晴らしすぎます。私に言わせてみれば標準語よりつまらないものはありません!!」

…怒ってたんかいな、それにしても方言をどんだけ熱く語ってるんやこいつ.

…あ.あかんは我慢できひんわ

「ぶっ…あはははははぁあ!!」

面白ろ過ぎやろ!ほんまに

そんな俺をよそに眼鏡女はキョトンとしていた。



< 28 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop