不良君の秘め事
―華side―

私が方言について熱く語り終わると

「ぶっ…あははははぁあ!」

佐伯君が大笑いし始めた。

…あ.佐伯君が笑ってる!佐伯君…笑ってても眉間にしわがよるんですね………………って!ちがーう!

「そ…そんなに笑うことないじゃないですか!」


「お前なんやねん!方言について熱く語り過ぎやろ!!」

…カァァ!どうしよう関西弁恐るべし心臓がバクバクし過ぎてやばいです.まさに関西弁パワー!

「だって大好きなんですよ。憧れなんですよ……あっ!そうだ.佐伯君握手して下さいよ。初めて関西の人と友達になれたんですもん。ね.記念にお願いします!」

私は右手を出して佐伯君に歩み寄った…

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