偽りの僕になりたい

煙草

不良な訳じゃない。

けれど不良に近づいて行く自分がわかった。

施設には煙草を吸う高校生がいた。

俺も興味本位で一本。

日を重ねるにつれ本数は増えた。

ピアスの穴もあけた。

間違いなく俺は変わっていた。

自分でも悪い事位わかっていた。

けど止める事は出来なかった。

なぜか居心地のいい物で、なぜか安心感があった。
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