俺様婚約者~お見合いからの始まり~
余韻
窓の外の空がうっすらと白みかけてきている。

…朝か…。

俺は隣で小さな寝息を立てている百合子の顔を静かにただ、見詰めていた。

…少し…、無理させてしまったな。

昨夜は彼女の小さな身体に俺の思いを一気に激しくぶつけてしまった。

夜の更けた辺りから、つい先ほどまで飽く事なく…。

溢れる様に限りなく、彼女を求める思い。

…初めての夜に、優しく出来なかった。

そんな余裕は俺にはなかった。

そんな俺に百合子は何度も「愛してる」と囁いてくれた。




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