俺様婚約者~お見合いからの始まり~
……。

え…?何…?入るの?この人と?

「何もしないよ、百合子ちゃん、もう歩けないでしょう」

…ああ、そっか。何もないなら、休みたいな…。

私はフラフラとしながら立ち上がると、その男とホテルの入口へと向かった。

頭も痛いし、ただ、ただ、何も考えずに眠ってしまいたかった。


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