先生が教えてくれたこと
空が暗くなってきた頃、先生とあたしは帰る準備をしていた。
円香と先輩はトイレに行くと行ってしばらく戻って来ていない…
今頃告白してんのかな〜?
なんて思うと勝手に表情が緩んでしまう。
「何にやけてんの?」
「いや…別に。」
「告白のことか?」
「上手く行ってるかな〜って。」
「心配なさそうだよ。」
先生の視線の先には、仲良く歩いて来る2人の姿が。
そしてその手は繋がれていて。
あたしは自然と笑顔になった。