先生が教えてくれたこと
家に入るとあたしはすぐお風呂に入った。
それからベッドへダイブ。
一気に疲労感があたしを襲う。
それと共に頬に伝う涙。
先生には好きな人がいる…
呪文のように心の中で何度も唱えてみる。
でも唱えれば唱えるほど、涙は止まらなくて…
この時初めて自分自身の気持ちに気付いた。
“永遠の片思いで終わりそう”
先生はそう言ったけど、あたしも同じだった。
先生が永遠に誰かを好きでいる限り、あたしも永遠の片思いで終わってしまうんだ…