先生が教えてくれたこと


―1時間後



「終わったー!」


大きく伸びをする。


「お疲れ。」


そして先生はすぐ丸付けを始めた。



心地よく部屋に響く丸付けの音。


音を聞いた限り、バツは少ないと思う。


あたしは点数が楽しみだった。



「…はい、できた!」


何点だろう…


あたしは裏返しに渡された解答用紙を恐る恐る表にした。





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