先生が教えてくれたこと
そういうことで、あたしは希望通り先生の家に行けることになった。
先生の家の最寄り駅で降り、近くのコンビニで夜ご飯を買った。
そして、人通りの少ない暗い道を歩く。
静かな道に響くのは、あたしたちの話し声と犬の鳴き声、それと時々通る車の音のみ。
「あっすーはいつから俺のこと好きだったの?」
先生は前を向いたまま聞いてきた。
「いつから…」
あたしは考えた。
いつからなんだろう…
自分自身よくわからない。
そもそも悠哉先輩に気付かされたんだから…