先生が教えてくれたこと
あたしの言葉など聞かず、未だにあたしの頬っぺたをツンツンしてる先生。
これって完璧遊ばれてるよね…
気が付いたらエレベーターは7階に付き、先生に続いて下りる。
「先生いい加減に止めてよ。」
ちょっときつめに言ってみると、思ったより効き目があって、
「ごめんなさい…」
先生はしょんぼり謝ってきた。
「…行こうか。」
あたしの手を取り、歩き出す。
想像以上に落ち込んだ先生を見て、今度は可哀想に思えてきた。
キツく言い過ぎたかな…