先生が教えてくれたこと
布団に入って30分が経った。
完璧先生は寝た様子。
だけどあたしは未だ寝れずに、寝返りばかり打っていた。
すると突然、
「まだ起きてるの?」
とっくに寝ただろうと思った先生が、部屋の灯りを点けた。
「先生もまだ起きてたんですか?」
「なんか寝れなくて。あっすー寒くない?」
「今は大丈夫です。」
「そっか。ちょっとこっち来て。」
あたしはもぞもぞと布団から出て、手招きする先生の元へ行った。