先生が教えてくれたこと


「離ひて下はい!」


あたしが叫んでようやく手は離れた。


「俺はお前の将来のために来てんの!」


「将来なんて大袈裟な…」



「あ?」


聞こえてんの?


どんだけ地獄耳よ!



「痛い痛い!」



再びあたしの頬っぺたをつねる先生。



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