勘違いしないでよっ


冷たい空気は部屋に充満。

「さっむ…」


アラームで起きたあたしは
寒くて眠くてなかなか
布団から出られずに居た。


「日和ー!遅刻するよー?!」


1階から父の声が聞こえて
しぶしぶ布団から出た。

寒いのは苦手。


でも冬が好き。


そんな矛盾してるあたしは
急いで着替えて
1階に降りていった。



「おはよー」


また1週間…
嫌だなぁ…


「おはよう、今日も寒いね」


父があたしに言った。
寒い、と言った父の顔は
元気そうだ。

一緒にご飯を食べて、
あたしは一足先に家を出た。

いつも通り、いつも通り…



「行ってきます。」


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