あおぞらペンダント

「それで…私はあとどれくらい生きれるんですか？」

意外な言葉だった。

陽菜の言葉はしっかりしていて
目もまっすぐ先生を見ている。

「陽菜さんの余命は…」

先生が陽菜の顔を見て言いかけた。

そして…

「陽菜さんの余命はあと半年です。」

「半年…何でですか？
そんな短くないでしょう？」

陽菜の父さんは力強く言った。

「陽菜さんの場合、腫瘍が大きいのです。
もうちょっと早く気付ければ良かったのですが…。」

どうしてだろう…

目の前で起きていることがあまりにも速すぎて
俺は自分を責めることしかできない…

もっと早く俺が気付いてあげれば…