あおぞらペンダント
「陽菜…。」
<上村陽菜>
kamimura hina
女のくせして男っぽいっつーか、
とにかく元気。
彼氏としてはもうちょい
おとなしくして欲しい…
「なに固まってんの。
あっ、もしかして…惚れ直した?」
朝からカバンで頭を殴られた俺は、
陽菜の言葉を聞き流していた。
まじ、朝から陽菜の強力突進はキツイ…
「ねぇ、聞いてるー?」
「あぁ…。」
「あっ、怒った?
ごめんね、ちょっと強く叩きすぎた。」
まぁ、こういう謝るとこは可愛いんだよな。
そんなこんなで俺らは学校に着いた。