あおぞらペンダント
「ごめん! 遅刻しましたぁッ!!」
8時から10分経ってやっと来た。
やっぱり…コイツか。
「駿平…お前なぁ・・・。」
「わりぃわりぃ。許してくれよ。」
「おはよ、美姫!!」
「おはよ、陽菜ちゃん!
ごめんね?? 遅刻しちゃって。」
「大丈夫だよ。
侑太は短気だからキレてたけど。」
「そうなの!? 侑太君、ごめん!!」
今謝ってきた、駿平の彼女は…
佐々木 美姫
sasaki miki
「大丈夫、美姫ちゃんは悪くないから。
駿平、後で奢れよな?」
「いやぁ、今月はキツイっす。
侑太、親友だろ?
頼むッ! 見逃せ!!」
俺は何も言わずに駿平の
首を掴んで駅へ入って行った。