あおぞらペンダント
朝のホームルームが終わり、
始業式が始まるまで俺らは教室で待機していた。
「あー。始業式とか…ダル。」
「ははは、駿平は毎日のように言うよな。
[ダルい]が口癖だな。」
「だってそーじゃね?
始業式なんていらねぇ…。」
俺らは始業式の愚痴を言いながら待機する。
ふと、陽菜の姿を探すと苦しそうにしている
陽菜の姿が目に付いた。
陽菜…、また頭痛か…?
俺はしばらく陽菜を見ていた。
「おい、聞いてる?
聞いてんのかって、侑太。」
俺は駿平に呼ばれて振り向いた。
その瞬間…
バタッ…