わたあめの恋
授業もやっと終わり放課後になった。
私は吹奏楽部だから、音楽室に向かっている
途中だった。
すると、梨花に呼び止められた。

「ねぇ、ちょっとこっちきてくれる?」
と言われてついて行ったら放課後は誰も来ない
技術準備室だった。

梨花を合わせて5人も女の子がいた。
ドキドキして何も言えないでいると梨花が言った。

「あんたさぁ、亮介のことすきでしょ?」

思わず顔が真っ赤になった。
好きだといえたらどんなにいいだろう。
だけど私は2軍。だから
「そんなことないです。わ・・私
 2軍だし・・。」
と言った。

梨花は、
「あー2軍だってわかってんじゃぁん。
 てか、亮介のこと好きってバレバレ
 だから。うちらもみんな亮介のこと
 すきなんだから。
 2軍のおまえが好きになる相手なんかじゃ
 ねぇーんだよ。」
と言った。


怖くて
「わかりました・・・。」

としか言えなかった。
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