キミとボク

成り行き

『ありがと!!』


あたしたちは赤外線でちゃちゃっと交換したあと、再び話を始めた。




「新吾くんってフォーク部だっけぇ?どんなことすんの?」



新悟との会話を結構楽しんでいる自分がいた。



『俺らは好きなやつ同士でバンド組んで、オリジナル曲を作っとんょ♪ぁ、俺が書いた歌詞見る?』



「ぇ!?歌詞書けるの!?すごい!!見たい見たい♪」




新悟は携帯をいじり、メール画面をあたしに見せてきた。
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