先生と私

家の人だって、心配するだろ普通。

こんな時間に女の子1人で外に行かせるなんて、

俺が親だったら絶対あり得ないけどな。


まぁ、俺は沙穂の家のこと

なにも知らないから…



「じゃ、早く買って帰れよ。遅いんだし」

と、沙穂に行ったら

『はーい』

と、適当な返事をされた。


“はーい”

って、思ってないだろ

絶対…


でも、沙穂を信用して

「ん、じゃな」

と、別れをつげた。


『うん、バイバイ』

沙穂はあの無邪気な笑顔で

そう言った…



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