先生と私

「たく…可愛すぎるんだよ」

車を運転しながら1人、

呟いていた。

…頬を少しだけ赤らめて。


あの無邪気な笑顔には

裏表のない

素直な感情がある。



―――そんな笑顔、

俺以外に見せるなよ…


なんて、本気で思う自分がいる。



だから、いつかは言ってやるんだ

俺は沙穂が好き、って…
< 33 / 90 >

この作品をシェア

pagetop