先生と私
side 沙穂

貴重な時間


夜道を1人で歩ってるとこを

発見されちゃった日の後、

初めての塾。


絶対なんか言われそう…

そう思うと、塾に行きたくなくなって

塾に行きたくないって言ってる子の気持ちが、

ちょっぴり分かった気がした。


『せ、先生こんに…』

「沙穂、あの日はなんだったんだ??」

勘は当たった。

さすが、女の勘…

ってやつ??

『もー!!挨拶くらい、最後までゆわして!!』

ムキになった私とは反対に

ぶはッ!

と、先生は笑った。


ヒッドーい!!!
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