先生と私
『だから、この前言ったけど、アイスだってばー!!』
嫌だなぁ、信じてくれないの??
と、最後に1言いってみた。
―――――どうか、信じてくれますように…
そんな希望を託して…。
「沙穂、嘘はついてないか??」
無駄だった…
『ついてないよ』
先生に嘘をつく事…
「絶対に??」
そんなこと…
『う、ん…絶対に、だ…よ』
私にはできないの。
「じゃあ、なんで泣いてる??」
『ごめんなさい』
「うん、…なんで??」
『ごめんなさい』