先生と私
side 沙穂
頼る
『先生…』
私は先生を呼んだ。
「なんだ、話す気になったか??」
って、優しく聞いてくるから
答えずにはいらんなくなっちゃった。
だから、
『うん…』
って答えた。
「ゆっくり、話せるとこまで話せばいい」
『うん…でも』
1つだけ、言いたいことが…
「なんだ??」
『今日の授業、やらないと…』
そしたら、
はは、っと笑って先生は言った。