先生と私
side 恭哉

通じる思い


“泊ってく??”

この言葉は俺に幸運を

もたらした。




動揺して泣き始めた沙穂が

ふいに口にした言葉…。


『好き…』


の1言…。



俺は嬉しくて嬉しくて

たまらなかった。


沙穂が…

俺のことを好きなんて

思ってもみなかったから………




だから沙穂は

俺を正直にさせた。
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