レターパック350




「……ひで?ハイド?」



口に出すとさらにおかしかった。
くだらないけれど、たったこれだけでニヤけれるなんて、幸せだ。
わたしは一瞬でその手紙が好きになった。
だから、持ち帰ることにした。
これ自体に宛先が書かれてるわけじゃないし…レターパック350の裏面には、メールアドレスらしきものは書いてあった。
とりあえず、わたしはこれを持ち帰る。
だけどそれは善意からだ。
そのアドレスにメールをおくればいい。
どこの馬の骨かわからん奴に拾われるより、わたしが拾って保管しておいたほうが絶対いい。





もっとも、これを落とした人からすれば、わたしも立派などこの馬の骨かわからん奴に入るんだろうけど。

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