白雪姫の物語








「‥‥‥?天気が良いから」





良い天気のときは、外に出たくなるものじゃないの?






違うのかな?だって、外に出たいじゃない






「なるほど‥そっか、今日はすごい天気が良いね」






「うん、気づいてなかったの?」





「うん‥」





ドアから漏れる、太陽の光がほんのりと温かくて‥






「‥‥」





「姫って、白雪姫?」





「違いますよ、だってそんなに性格よくないし‥





気品に溢れているわけじゃないし‥」






私は、白雪姫なんてほど遠い





皆から、さんざん言われてきたからね







「‥それなら、良かった





だって、りんごに毒を盛られる心配ないしね」






「確かに‥」





意外だ、真君が白雪姫を知っているなんて‥





男の子が、そういうおとぎ話を知ってるんだなー‥





「‥‥‥」





「‥っ‥」







何でかわからないけど、自然に‥キスをした








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