白雪姫の物語






「‥‥‥‥‥」





どうしよう、目の前に白雪姫が居る




絵本とかで出てくる、白雪姫





「‥‥‥」





小鳥と、会話してる;




私、白雪姫で良いのだろうか;




やっぱり、おしとやかで、優しくて、可愛くて、気品がある子が、白雪姫なんじゃないのだろうか‥





私には、それが無いような‥;



「‥‥あら、ずっとそこに居たの?」





‥‥う、白雪姫に気づかれてしまった;





「は、初めましてぇ!!



白雪、姫と申します!!」





「‥‥え!?




同じ名前!素敵♪白雪姫、一緒に、遊びましょう♪」






わぁお‥やっぱり白雪姫は心がとても広いな~‥







「良いの?」





私なんかが、白雪姫と一緒に居て良いの?





私は、白雪姫だけど、おとぎ話の白雪姫とは違うんだもの





「え?いけないのかしら?




いいじゃない♪一緒に森を散歩しましょうよ♪」









‥そのまま、私は白雪姫に流され、楽しい時間を過ごした‥






けど、視線が痛かった





「‥お前も白雪姫なのか?





魔女じゃないのか?」






と七人の小人の内の一人に言われた





‥私は、やっぱり魔女の方が似合ってるんだろうか






「‥‥‥‥‥‥白雪姫‥」





こんなことを聞くのは、おかしいんだろうな‥








< 28 / 41 >

この作品をシェア

pagetop