白雪姫の物語
「‥‥何か、悩みがあるの?
すごく‥悲しそうだわ」
‥‥白雪姫って、すごく綺麗だ
私は、なんで白雪姫なんだろう‥‥
「あのね‥‥‥」
なんで、白雪姫って名前なのか
なんで、真君が私を好きだと言うのか
私は、なんで白雪姫じゃないのか‥‥
「‥‥‥何を迷っているの?
貴女は、貴女じゃない
私と同じ名前でも、貴女は、私じゃないわ
私も、貴女じゃない」
「‥‥‥うん」
なんか、胸が暖かい
「貴女は、白雪姫
私も、白雪姫
けれど、違って当たり前よ
白雪姫!!
貴女は、一人のお姫様よ」
その時に、微笑んでくれた白雪姫は
とても綺麗‥‥
そうか、私は、私
私の白雪姫を、見つけていけば良いんだ‥‥