白雪姫の物語
-side真-
‥王子様‥?
誰が??
「‥‥」
期待しちゃう、俺かもしれない
「‥‥‥//」
やっぱり、姫はとてもかわいい
‥いつも、姫のことを考えていた
小学生の時から、ずっと姫のことを思っていたのかも
俺が、姫を見つけたのは小学五年の時
俺は、男のくせにおとぎ話が好きだ
俺には、姫と同い年の姉がいた
姫の存在を知ったのは、小学校での学芸会
俺の姉、蜜柑(ミカン)と姫のクラスは一緒で、
学芸会で、白雪姫をやるみたいで、蜜柑は、台本を持っていた
そこにあったんだ、白雪姫の文字が
魔女役で
その時、蜜柑に聞いたんだ
『なんで、白雪姫が魔女なんだ』って
そしたら蜜柑は
『見に来たらわかるよ』と答えた
わからなかった
見た瞬間、惚れた
黒い服に包まれた姫は、とても可愛らしかった
それから、姫と話す機会もなく、親の仕事の都合で隣町に引っ越した
‥で、この高校に入って、見つけたんだ
姫を‥