伝説

試験当日時々再会

「理桜様、美音達に聞きましたが試験期間だったそうで…
それに弟達も理桜様の世話に…」

氷川さんは眉間に皴を寄せ尋ねるが

「氷川さん、学校は問題ありませんし
琉稀達については一言言うべきでしたが

氷川を今も名乗っても貴方は琉稀達とは違うのだもの
一族の当主で私は二人の雇用主だもの部外者に詳しく話す必要性が考えられなかったの」

花さんとの結婚は許したが一族から追放された琉羽
苗字を許し、仕事は私が与えたが

「氷川さん、仕事以外には干渉しないように」

線引きはするよ

「後テストは明日からですから
スケジュールは私が管理しましたので
定時には帰宅して平気です」

はい、と小さく返事したから

「後、義妹殿に約束の期限はもう少しだからと」

ニッコリ笑ったら

「理桜様、家族には手出しさせま「されたのはこちらだ、氷川義妹殿とその幼なじみには…」

腹が立つが約束の期間は明日
テスト期間が終われば違反に

「言魂には注意しろと」

それだけ言い無視した
そして部屋を出て行ったのを確認した
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