伝説
「おはようございます、理桜様

昨日はここで?」

にこにこ笑顔でソファーを指差す琉稀

「えぇ、疲れたから意識飛ばしたみたい」

素直に寂しいからは言えなくて嘘をつくと

「仕事の量を考えてください
あいつが早く帰ってきたから…」

琉稀は琉羽が定時に帰ったのを言っているのかも

「今後は気をつけます

どうしても今日の時間を作るため仕方ないじゃない?」

清明殿に会うために頑張ったんだから

「ところで朝食は?」

琉稀は
「君尋様、静様は食べ終え外出用意をしております

理桜様を気遣って、
本当に優しい子供達です」

優しい表情をしていた

「琉稀、清明殿に会うから
後テスト期間だから…」

話はこれだけで
「あ、今日外食だから君尋君に帰ったら伝えて
琉稀琉嘉と清明殿もご一緒の予定
清明殿の玉の分は不用だから」

着替えの為リビングから出たら

「「「行ってきます」」」

君尋君達と琉嘉が出かける挨拶をして出て行った
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