伝説

またチャイムが鳴りテスト開始

やはり早く終り窓の外を見ると

校庭には、腰まである黒髪に見覚えがあった

「退出しても…」

試験監督が言い終わる前に教室を出て校庭に急いで行ったら

「姫覡さま
お久しぶりでございます」

予想通り待っていた客人だ
「以前戴いた晴着姿はいかがですか?

に 似合いませんか?」

彼女が着ているのは以前私がプレゼントした着物で

薄紅の着物に淡い黄色の帯

「清明待ち合わせには時間がある
何より場所は近くの茶店だったはず

着物は良く似合っている
男にナンパされそうだな

校内の私の部屋
理事長室に行こうか?」

清明の話を聞かず部屋に急いだ
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