伝説
「おい、お前ら俺の悪口言いたいなら、俺がいない時にだな、」

私の前の鮎沢真が私達に不満を言う

「いない時に言うのは陰口だからいやなのよ、まだ近くで言われた方が幾分気分が良いと思わないかしら?」

私だったら見えない所で言われるなんて不快極まりない

「そりゃな、確かに」

鮎沢真も納得したみたいね
「鮎沢真が数学が得意なんてギャップでモテるわね?」

私が微笑むと鮎沢真や仲間慧に見ていた数人の顔が赤い気がする

「大丈夫?」

本当に風邪なら学校での集団衛生に力を入れなくちゃ
「大丈夫だ、」

まだ赤い気がするが本人が言うなら大丈夫かしらね

(神澤理桜は無自覚な天然か)クラスメイト全員の心である
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