。☆+金髪ヴァンパイア+☆。
「ぃっ……あぁ…!!」
「はい、おしまい」
体の力が抜けて、
ベッドに崩れ落ちる
「ふふ♪美味しかったよ
ごちそうさまでした」
舌舐めずりしながら、
私を見下す氷牙くんに、
怒りと悲しみが
混ざった目を向ける
「その顔いいね……
まだこれからだよ?」
これ………から………?
朦朧とする意識の中、
そんな台詞を聞き
身震いする
「さいっ……てぇ…」
「ぼくは食事しただけだよ」
ありえない……
いきなり……無理やり
血を吸うなんて……
こんな奴、大嫌いっ!!
「……ぅ……私…
吸血鬼になっちゃぅ……」
「は?」
え?吸血鬼に血を
吸われたら吸血鬼に
なるんじゃないの?!
「人間が吸血鬼に…?
その方法を知っているのか?」
「ううん、知らない」
「……ちっ……
まあ知っているはずないか」
さっきから何なの?
この自己中吸血鬼!!
「痛ぃっ……この傷…
氷牙くんが
付けたんだからねっ!?」
「うん、そうだけど?」
全く反省してないし!!