。☆+金髪ヴァンパイア+☆。








「………嘘っ……!」








私も驚いて声を出した




だって…………




その姿は……………








「「か、格好良いっ!!!」」










女子は立ち上がり

男子は呆然とする





そう、その姿はまさに王子様






サラサラでキラキラの
金髪を、肩より少し上まで
伸ばしていて……


肌は真珠みたいな純白



瞳はエメラルドの様な
きれいな緑色




桜色の薄い唇は
少し開いていて可愛い





ちょっと子供っぽさの
残る、美少年だった







こんな綺麗な男子、
本当にいるんだ……









「静かにしなさい
えーと、それじゃ自己紹介」







先生もその姿に
見惚れているのがわかる










「氷牙 麗です
よろしくお願いします」







ぺこっと頭を下げて、
ニコッと微笑むカレに



一瞬で心を奪われた




それはきっと、
クラスの女の子全員だろう



あ、1人…
かなでを除いて




< 3 / 16 >

この作品をシェア

pagetop