REAL HOPE Ⅳ
「消えるのはお前だ。」
始め誰の声か分からなかった。あまりに低いその声に、あまりに冷たいその言葉に…レツの声だと気が付いたのは5秒後ぐらい……―――
だけど、
「ハハハハハっ!!!」
行きなり笑いだした男の声への反応は早かった、
ツカサの時は出遅れたけど、今回の私はレツよりも確かに早かった。
だから、レツよりも男の近くにいた私は
そのレツに向かって行くソレを。その銀色の物を………
「ジュンッ!!!」