REAL HOPE Ⅳ
「何言ってんの……」
本当にそう思った。リアルにそう感じた。
だって可笑しいじゃん、私は最悪な奴なのに
“ずっと俺の側にいりゃあいい”なんておかしいでしょ…?
レツだって呆れてたからあの日以来、追いかけてまで学校に迎えに来なかったんでしょ?
私にガッカリしたから目を合わせてくれなかったんでしょ?
なのに………
「なのに何で……」
「………」
「何でこんな最低な私に、俺の側にいろだなんて……」