REAL HOPE Ⅳ



バンっ


と軽快な音をたててピカピカとした黒塗りの車から下りてきたレツは、ストライプのスーツ姿で



「……かっこいい…」


つい口からそんな声が漏れてしまうほどカッコ良くて似合っていて、つい見惚れていた。



きっと会社帰りなんだろう



それにしても……何か変だ。何かが違う……いつものレツじゃない




「…………」


「…………」


「……か…みが……」



しばらく停止していた私だけど、その変化に気が付いた瞬間口をあんぐりと開けた。


レツの変化にどうして直ぐ気が付かなかったのかが不思議なぐらい…驚いた



あり得ないぐらいビビった




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