REAL HOPE Ⅳ



永遠とケーキを食べた私に、ミサキは少しひきつった顔で



「俺が気持ち悪くなりそう」クリームを頬張るところを見ながら言ってた。


まぁ確かに、さすがの私も胃がムカムカしてきた


だからもちろん、その日の晩 私がキモチワルクなって寝れなかったのは言うまでもない。



一人の夜はやっぱり寂しかった。



だからかな…胸が疼いてしかたなくて、気が付いたらカキむしっていた。


わざと痛みが感じるように。あの日私がレツにつけてしまったキズをつぐなうように




< 45 / 281 >

この作品をシェア

pagetop